食費は、それぞれの家庭によって大きく差が出ます。食費はそんなに贅沢はしていなくても
工夫しなければすぐに5万円、6万円を超えてしまいます。
食費を変動する支出と考えず、例えば月3万円と上限を決めたら、3万円以内でやりくりすることで家計の節約は大きな効果を生みます。
食費節約方法についてのテーマです。食費の平均支出額から、節約効果でどれだけ減らせるかチャレンジし食費月額3万円を目指す提案です。
食費の平均支出はどれくらいか?
食費の平均支出は、家計調査では二人以上世帯で6万8420円です。家計調査の二人以上世帯の
世帯平均人数は3.42人です。つまり、二人以上世帯では一人当たりの食費はほぼ2万円です。
これは、あくまで平均値で子供が小さいときは食費も半分程度見込めば十分ですが、中学生
以上になると一人前に計算する必要がありそうです。
一方単身世帯では4万2930円です。
家計調査の食費の平均支出の内訳は下表のとおりです。
二人以上世帯 合計6万8420円
主食 | 6371円 |
副食 | 2万4153円 |
調味料 | 3174円 |
嗜好品 | 1万2505円 |
調理食品・外食 | 2万2217円 |
嗜好品内訳(菓子類5436円、飲料4048円、酒類3021円)
調理食品・外食内訳(調理食品8426円、外食1万3791円)
単身世帯 合計4万2930円
主食 | 2377円 |
副食 | 6024円 |
調味料 | 883円 |
嗜好品 | 7885円 |
調理食品・外食 | 2万5770円 |
嗜好品内訳(菓子類2265円、飲料3681円、種類1939円)
調理食品・外食内訳(調理食品6504円、外食1万8808円、賄い費458円)
家計節約に最適な食費。
食費の平均は二人以上世帯で6万8420円、単身世帯では4万2930円です。
食費の目安は手取り世帯収入の15%程度が最適と言われます。例えば手取り収入が35万円でしたら食費は52500円です。
ただし、所得が低いひど世帯収入の15%という値は高くなります。
そして、食費の目安は一つは手取り世帯収入の15%程度、もう一つが食費の二人以上世帯の
一人当たりの平均値が2万円です。
家計の節約方法のコツを生かし、食事の目安の手取り世帯収入の15%程度、もう一つが食費の二人以上世帯の一人当たりの平均値が2万円を少し下げた金額を食費の目標としましょう。
例として家族構成が夫婦二人と小学生の子供が二人、手取り月収が35万円の家庭の場合です。
食費は①手取り世帯収入の15%程度なので35万円の手取り収入は5万2500円です。
そして、②二人以上世帯の一人当たりの平均値が2万円なので、夫婦と二人以上世帯の
一人当たりの平均値が2万円なので4人分で6万円です。
この①と②の金額がスタート点でどれだけ減らせるかをそれぞれの状況から検討します。
その時参考になるのは、2世帯以上の家計調査です。合計が6万8420円で、そのうち調理食品・外食
が2万2217円と全体の32%を占めています。
外食を全額カットできれば4万6203円です。
今はコロナの時代外食も自粛が必要ですし思い切って外食をカットあるいは月1回にすると
直ぐに夫婦二人と小学生の子供が二人のご家庭ならば食費月4万円で行けそうです。
そして、さらに生活の知恵で1万円節約して食費月3万円にセッティングできれば節約の達人級
の奥様になります。
ただし、食事は健康の源です。ちゃんと野菜などの栄養バランスを保つことはもちろんです。
もちろん、今例に挙げたのは家族4人でお子さんが小学生のケースです。このような思考法であなたの
ご家庭にあった食費上限額を決めることが大切です。
食費を月3万円にする達成方法。
食費を月3万円にする目標が出来たら、目標額を4.3で割って週ごとの目標金額にします。
月3万円の場合1週間に7000円の予算になります。
この1週間に7000円を厳守するために、7000円の予算を前提に1週間の献立メニュー
を考えます。
一日平均で1000円で料理をこなしていくわけですが、食材の余りは使いまわしができます。また予算がオーバーしそうなときはホームフリージングのおかずを使ってしのぎます。
そして、くどいようですがあくまで野菜など栄養バランスで手を抜かない前提で考えます。
食材費を徹底して安く買う方法。
食材費を徹底して安く買う方法についてです。
底値でまとめ買い。
あなたの近隣のスーパーの底値をチェックして日持ちのする根菜類のニンジン、ジャガイモ、フリージング可能な肉類はまとめ買いします。
スーパーに行くときは、メモ帳を持参して安そうな食材は個数単位で何円とメモしていきます。
そして、可能な限りグラム当たりいくらかも計算して出します。そしてあなただけの「底値帳」を
作ります。チラシが入っていれば事前にチラシをチェックしますが新聞を購読していない場合は
店に入店してすぐに貼りだしてあるチラシをチェックしてメモします。
旬の食材を狙う。
最近は野菜は一年中スーパーに並んでいますが、その時の旬のものをなるべく食卓に置きましょう。
例えばトマト、キュウリ、ナスなどは夏野菜なのでその時期に積極的に食卓に並べてあげます。
栄養価の高いカボチャは秋が旬です。
そして、比較的に安く手に入るのが地元で生産された露地物野菜です。農家の直販ならば
さらに安く手に入ります。
キャベツ、白菜などの相場物は安いときに徹底してそれを使った料理をします。
野菜の旬の時期の一覧です。
春 | キャベツ 玉ねぎ | 3~5月 5~6月 | アスパラ ジャガイモ | 5~6月 5~6月 |
夏 | トマト レタス | 6~8月 7~8月 | キュウリ ナス | 6~9月 7~8月 |
秋 | サツマイモ 人参 かぼちゃ | 9~10月 9~12月 8~12月 | ゴボウ 里芋 カブ | 10~12月 9~12月 10~11月 |
冬 | 大根 ほうれん草 白菜 | 11~1月 11~12月 11~1月 | ネギ 小松菜 | 11~12月 12~2月 |
掘り出しを狙うには間際の特売品。
掘り出しの間際の特売品を狙いましょう。
スーパーでは閉店間際は掘り出しの宝庫です。生鮮食品は夕方から徐々に値下げをしていきます。
閉店1時間前にもなると値引き幅が大きく掘り出しものが狙えます。
また定休日の前日も午後辺りから値引きが始まります。特に夕方にもなれば投げ売り状態です。
売れ残りは廃棄されてしまうためです。
閉店間際や定休日の前日がたまたま悪天候だった場合は売れ残る商品も多く値切り品が買えます。
また消費期限が迫った生鮮食品も確実に消費出来るのであれば値引き品は得です。また加工品の
賞味期限は1日過ぎたからといって何も起こりませんので値引きがしてあればお買い得です。
冷蔵庫の中をまめにチェックする。
冷蔵庫の中をまめにチェックして廃棄ゼロにしましょう。
冷蔵庫の中身は買い物に行く前には必ずチェックして買いすぎて無駄な買い物にならない
ように心がけます。
ホワイトボードや付箋を100均などで用意して冷蔵庫の庫外にメモしておく手もあります。
こうしておけば冷蔵庫を開ける時間も短縮でき電気代の節約にもなります。
冷蔵庫をチェックして、うっかり野菜などが古くなってしまったら廃棄はしないで活用します。
例えばお好み焼きです。お好み焼きの中身の具は大抵のものは合います。
私の近所の総菜屋さんでは毎週定休日の前日はお好み焼きが並んでいるのですが、実は
その週で余った食材をお好み焼きにして1枚400円で売っています。
調理すれば立派な商品になっているわけです。
また、食材の廃棄は無くすために、キャベツの芯、大根・ニンジンのしっぽや皮は、ハンバーグ
やシューマイなどの具に細かく切って入れると肉との栄養バランスがとれて健康にもいいです。
まとめ
今回は「家計節約の方法は、食費を月額3万円を目指すこと!」というテーマでお送り致しました。
毎月の食費の平均的金額をもとに、節約マインドと方法で食費の無駄をなくしどれだけ削れるかと
いうテーマのもと夫婦二人と小学生の子供が二人のご家庭をモデルに食費月4万円を3万円を目標
に、具体策をあげてみました。
もちろん、3万円は例であり、それぞれのご家庭に合った目標をきめて、本記事のイメージで
頑張っていただけたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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