クレジットカードは、2割消費を増やすといわれます。ですがあえてクレジットカードを積極的
に使って家計の節約をしましょう。そのコツは固定費の支払いをクレジットカードで行うことです。
そして、クレジットカードのデメリットを極限まで減らし賢く節約しましょう。危険な4つの
NG項目も必見です。
クレジットカードで固定費の支払いをする。
家計の固定費は、そもそも月々決まって出ていく支出です。クレジットカードで支払ったからと
言って使いすぎる心配はないはずです。
逆に言えば月々決まって消費される大きな支出にカードのポイントをいただかない手はない
でしょう。
また、JCBなどの商品券に替えれば、年に数万円の臨時収入として家計簿に組み入れできます。
最近は、公共料金をはじめほとんどの家計支出の固定費がクレジットカード対応になっています。
さらに、固定費の決済をすべて1枚のクレジットカードにまとめれば、家計簿を自動で作って
くれるようなものです。
ただし、安心してクレジットカードを使うために私の別の記事で書いた「固定費の把握」
そして「固定費のムダをなくす」ことは必ず行っておいてください。
クレジットカードの支払いが可能な固定費の例を挙げますと固定電話、携帯電話、インターネットの
接続料金、電気代、ガス代、上下水道料金、国民年金、軽自動車税、生命保険料などです。
例えば、国民年金は3年分クレジットカードで一括前納すれば月に約700円も割引がきき
安くなります。
そして、クレジットカードの最大のメリットは現金を持ち歩かないですむという安全性です。
たとえ、落としたり取られたりしても、現金ではなくクレジットカードであれば大金はすぐには
使えません。
ただし、絶対住所、生年月日は暗証番号にするのはやめましょう。わずか数時間で暗証番号
がわかりクレジットカードを使われてしまいます。
怖いことですが個人の生年月日などの情報は平気で売られています。
また、カードの保証も使用者に落ち度があったことになり一部減免される場合もあります。
クレジットカードのデメリット。
クレジットカードで買い物すると、つい買いすぎてしまうとか、後でまとめて請求が来た時に
初めて無駄使いに気づいて後悔してしまうと感じているかたは多いと思います。
実際アメリカの脳科学者の研究によると、「クレジットカードを使うと2割も消費が増える」
というデータもあります。
このことは私も否定しません。
たしかに、洋服、化粧品、外食、旅行など現金をその場で払わない分歯止めがかからず
ついお金を使いすぎてしまいます。
この「つい使い過ぎる」をどう対策するかがポイントです。
クレジットカードを使う範囲を決める。
「現金で買わないものは、クレジットカードでも買わない」という自信と信念のある人は、なるべく
現金を持ち歩かないで、すべてカード決済にすることで、ポイント還元が増やせることはもちろん
のこと、財布を盗まれても、現金ではあきらめるしかないわけです。
ですが、クレジットカードであれば、お金をおそされる前にストップがかけられますし、信販会社が一定の条件で補償してくれるというメリットがあります。
そして、どうしてもクレジットカードだと無駄使いしてしまうというひとは、カードを極力1枚か
枚にまとめ、月ごとの請求後は、家計簿に転記して無駄使いをチェックして意識を高めることで
かなり浪費は防げると思います。
ただ、日頃から現金を、少額しか持ち歩かず自分の財布のなかにあるお金で過ごすことで無駄
な消費をしない方法をとっている人もいます。
実は、これはすごく効果的な無駄使い防止法です。
どのような、「現金少額持ち歩き方」のひとは、基本現金で支払い固定費だけクレジットが
いいでしょう。
また、つい使いすぎてしまう傾向の強いひとは、食料品、日用品、衣類、趣味などの比較的
無駄使いしがちな買い物での品目を購入時に、手帳やスマホに項目と金額をメモする習慣をつけ、
後で家計簿などで集計して支出管理をします。
さらに、リアルにお金を消費した実感が欲しい人は、帰宅後財布から今日使った分の現金を財布から
だして、別の入れ物に「支払い済」と記入してそこに現金を移します。
それでもうまくいかないようであればやはり、固定費だけクレジットカードで支払い日頃はカードを
持ち歩かないほうが良いでしょう。
クレジットカードの賢い選び方。
クレジットカードの還元率は0.5~1%程度になります。
ただし、自分が良くいく店舗やECショップでの還元率の高いカードをメインカードにします。
中には、特定の限定日に10%以上の還元をしているところもあります。
そして、メインカードを決めたら、同じ要領でサブカードを決めます。クレジットカードも磁気の損傷などのトラブルもあるので2枚はあったほうが安心です。
ただし、管理上カードはせいぜい2枚多くて3枚までにとどめておく方が支出を集計する
などでも楽です。
とにかくクレジットカードは、1枚でなければ使いすぎるということはありません。
また、最近は電気料金、携帯の支払いなどセットで入ると還元が大きくメリットが生かせる
カードもあります。
例えば、楽天カードです。通常のカード決済ポイント1%に楽天市場でのポイントさらに
最近注目の楽天モバイルは料金が安くカバーエリアが首都圏を中心に徐々に広がって
います。
楽天モバイルも楽天カードのセットわりでメリットが最大生かせます。
ポイントを有効に使う。
クレジットカード決済で還元されたポイントは、決して儲かったと思わないで有効に使う予定を
あらかじめ決めておきます。
人間は損をすることには、敏感ですが得をすることを逃してもそれほど感じません。だから
ポイントも、儲かったものだからと無駄使いしがちになります。
そこでポイントの使い道もなるべく有効に使うように前もって計画を立てておきましょう。
ポイントの使いやすさも大事な要素です。
たとえば「ポイントに有効期限があり1000p以上でなければ交換できない」ような不便な
カードはだめです。
便利な例としてイオンのクレジットカードのときめきポイントは1ポイント1円でWAONのポイントに
かえられて使えます。(電話、端末操作あり)WAONなら全国のイオン店舗、コンビニで使えます。
クレジットカードで危険な4つのNG項目。
クレジットカードを使う時の危険な避けたい3つのことです。
リボ払いは絶対ダメ。
カードカードを契約するとしきりとカード会社から特典付きでリボ払いの勧誘が来る場合が
あります。
また、カードを実店舗で対面で作るときもスタッフはリボ払いを勧めてきます。
それは、リボ払いを利用してもらうことでカード会社の利益が大きくスタッフもリボを客に入って
もらえば自分の営業成績が大きくつくからです。
逆を言えばそれほど私たち顧客はリボ払いで損をするということです。
理由はリボ払いの金利です。この低金利時代に逆行するように年利10~15%みたいな金利を
つけます。
これには理由があり、リボ払いを利用する顧客は数%は破産予備群で、カード会社は破産で回収
できない顧客のリスクも一般の顧客に高い金利として載せています。
例えば年利12%を10万円6回返済したとすると、返済はおおよそ4000円ほど増します。
リボのターゲットは都会の独身で消費生活にどっぷり浸かった人たちです。とても健全な主婦が
利用する類のものではありません。
年会費があるクレジットカードの注意点。
年会費があるクレジットカードの場合、特定の店舗で高率の還元を受けられるメリットがある場合
が多いです。
ただ単にその効率の還元に魅かれて契約したらNGです。
基本は年会費無料でどこで使っても1%近い還元があるカードをメインに選ぶべきです。
ただ、年会費を払ってもどうせ消費はしなければならず年会費を上回るメリットがある場合は
サブカードとしてはOKです。
例えば、バリバリの営業マンはスーツ、ワイシャツは作業着の様に酷使します。スーツの量販店
「青山」などは年会費付きで、かなり高い還元率の特典を付けたカードを発行しています。
先ほどのスーツや革靴などを使う仕事であればメリットは大きいでしょう。
また、年間数十万円もガソリンを使う人であればガソリン店発行の年会費があっても還元が大きい
カードは得です。
結局年会費があるカードは、そのカードがあるがために消費が変わるようでは無駄でNGです。
よく見極めてから契約しましょう。
ETCカードの年会費付きはNG。
ETCカードに年会費が付いている契約に要注意です。
たとえETCカードに年会費があってもなんの特典もありません。
実は私も以前ひっかかてしまったのですが、カードの契約をネットで申し込む段階でETCカード
の申し込みのボタンが目立つところにありつい無料だと思いぽちっと押したら目立たない場所に
年会費500円としっかり書いてあり無駄な出費をしたことがあります。
必ず無料の確認をしてから申し込みましょう。
ポイント目当てでのクレカの使用はNG
本日ポイント5倍デーなど私たちの購買意欲を掻き立てる甘い罠が今の世の中張り巡らさ
れています。
ポイントは買えば買うほど貯まります。ですが得だからと買いすぎては本末転倒です。例えば消費期限がある飲食物を腐らせてしまったらこれほど無駄なことはありません。
ですからポイントに誘わて買い物をするのがやめましょう。
あくまでも、気が付いたらポイントが貯まっていたくらいな意識が肝心です。
まとめ
今回は「家計の節約するなら固定費をクレジットカードで!」というテーマでお送りしました。
家計の固定費の支払いには、クレジットカードがおすすめで、クレジットカードの
デメリットを克服して有効に高還元ポイントをゲットしましょうという内容でした。
関連記事「家計費節約は、まずは固定費を減らすコツのまとめ!」もご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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