家計費の節約は固定費から!水道代を減らすコツ。

キッチンの流し固定費

家計費を節約するためには固定費を徹底的に見直すことです。今回は家計に占める固定費の中の水道料金の減らし方のコツについてです。水道代の二人以上世帯の全国平均は5230円です。水道の消費は、トイレ、おふろ、炊事で全体の7割が使われます。節水効果もこの3点でそれぞれ工夫が必要です。蛇口の水をたった1分間出しっぱなしで12Lの水が流れてしまいます。いつも節水の意識が大切です。

主婦

トイレの節水。

トイレは家庭内の水道使用量の28%、約3割を占めます。したがって節水の効果はトイレで最大に出ます。

まずは、基本的操作で家族皆が大と小の使い分けをしっかりやりましょう。

現在の洋式トイレは大のレバーで8リッター、小のレバーで6リッターの水が流れます。つまり小は
2リッターの節水効果があります。

裏技で、流すのを2回に1回にする手もありますが、便器の洗浄性の問題で難があります。それであれば、タンク内に500ccの容積のものを沈めておけば500cc分の流量が減らせます。

使用に支障がない程度であればこんな裏技もアリだと思います。ただし可動部に当たらないようにしないと中のフロートが傷むので周囲しましょう。

また、市販で「トイレ節水器ロスカット」があります。これですと水流圧を下げずに節水ができます。
節水型でないトイレの簡易的節水化に向いています。

またトイレを新調するなら最近は省エネタイプの超節水型型便器があります。

例えば大洗浄4.8L小洗浄3.6Lで済んでしまうものも発売されています。リフォームや新築で更新時期のご家庭では検討の余地があります。

余談ですがタンクレスの便器をデザインで選ばれる方も多いのですが、災害時に不便です。我が家ではペットボトルの空き容器を利用して防災用の水を常時50リッターほど外物置に置いてあります。断水時は、そのペットの防災水をタンクに投入します。

トイレのウオッシュレット
トイレのウオッシュレット

お風呂の節水。

お風呂は家庭ではトイレに次いで水道使用量の多い場所です。全体の約24%を使います。

そして入浴のなかで最も無駄になってしまうのがシャワーです。今は大抵のひとがシャワーを使いますがシャワーを1分間浴びると12リッターもの水が流れます。

家族で、節約をしようと浴槽にお湯を張らないでシャワーを全員浴びた場合、4人家族では一人
5分シャワーを浴びたとして家族全員では240リッターのお湯を使います。

通常浴槽は200リッターで肩までつかれます。水道の使用量に光熱費も加わるので節約するつもりが
そうなっていない結果もあります。

水道の使用量が多い場合このシャワーの見直しは効果が大きいでしょう。

そして、お勧めなのが最近は節水型シャワーヘッドがあります。価格も5000円から8000円程度で従来タイプよりも約3割の節水効果があります。

これであれば、家族4人であれば断然浴槽に浸かるよりは節水効果が出そうです。
そしてシャワーヘッドの交換はDIYで簡単に可能なので工賃がかかりません。

台所の節水。

台所の炊事では、家庭で消費する水の23%を使っています。ここでは、食器洗いのコツと
食洗器についてです。

食器洗いのコツ。

食器を洗う水をなるべく減らすコツです。食器を洗うときどうしても食器用洗剤を使った後の
すすぎで多量の水を使いがちになります

すすぎの水を少なくするための工夫はなるべく食器洗い洗剤を減らすことです。


洗剤の量を使った分だけすすぎに水を使ってしまいます。食器洗い洗剤の使用を減らす手
として、あらかじめ水を半分ほど容器に入れて希釈して使う方法もあります。

さらに、食器を洗う前の心がけとして、まずは拭き取ってから洗うことを心がけましょう。

例えば、油もののなかでも、ソースやタレなどはあらかじめ、キッチンペパーなどで拭って
おきます。

あるいは使い終わったティーバッグや不要な布類で拭き取るのもお勧めです。

また、コメのとぎ汁の有効的な使い方がここでも可能です。コメのとぎ汁は油分を含んで
いるため、コメのとぎ汁をためて鍋や食器にしばらく漬けておくと少々の油汚れは完全に
落とせます。

それでも足りない場合は、油で汚れた食器だけ少量の食器用洗剤を使い、洗い桶に溜めておいたお湯でさっと洗います。

それ以外の油汚れのない食器はお湯だけで洗剤なしで十分汚れが落ちます。

そして、食器の洗い作業は食べた直後にするよう心がけます。食べた直後であれば洗剤洗いは最小で
済みます。

ちなみの外食店の食器洗浄を見ていると、洗剤を大量に使い手早く油汚れを落とし、作業効率を
上げるためすすぎが不十分な場合が多く見受けられます

ですが、家族の健康を守る立場の主婦はいくら節水できると言ってもこれはまねできません。

水道の蛇口

使い終わった水の再利用。

台所で使い終わった水を有効に再利用しましょう。

先ほどコメのとぎ汁を食器の油分を落とすのに使えると言いましたが、それ以外にも有効な使い道
があります。

プランターや庭の植物や植木に撒いてあげれば最高の肥料になります。もともと米ぬかは栄養
分が多く栄養バランスもとれていて最高の肥料です。

コメのとぎ汁は、米ぬかを撒くのと同じことなので、ただ捨ててしまうのはもったいない
ことです。

また、パスタや麺類を茹でたお湯も同様に栄養分があるので、冷ましてから植物にあげてみてください。
ベランダで育てる家庭菜園にちょうどいい感じです。

家庭菜園のプランター栽培のキュウリ。
プランター栽培のキュウリ

食洗器と手洗いの比較。

よく住宅販売の営業のかたは、自動食器洗い器は、水を使う量が少なくて済みお得ですと言いますが
それって本当でしょうか?

実際のところ統計データですと、年間の水消費量は手洗いで47,45㎥、食器洗い乾燥機は10,80㎥
と食洗器のほうが4分の一以上の節水効果があります。

ただし、どちらが良いかというと一概には言えません。食洗器は便利ですし乾燥まで自動なので
主婦業をやるうえではかなり時間を浮かしていることになります。

ただし、自動で乾燥まで行うのでその分電気をある程度消費します。最近は段々省エネになっていますが、手洗いで先ほどのコツを使って食器を洗うのであればやはりそれがベストだと私は思います。

ですが、時間を買うという考えであれば食洗器は大変便利なものです。

ちなみに私の場合は、併用しています。食洗器は2年ほど前更新した新しいものなのでHEMS(電気の
見える化)を使って実際の電気の消費をチェックしています。


食器を手洗い

雨水タンクの利用

私がかなりおススメなのが雨水タンクを家庭で一つ設置しておくことです。ちなみに我が家でが200リッターの容量の雨水タンクを二つ設置しています。

雨水タンクは災害発生時の非常用として飲料には不向きですがトイレの流し水食器洗いには使えます。

そして、戸建てで庭先に植木家庭菜園をわずかでもなさっている場合、水道水で植物に水をくれるのは非常に不経済です。

なぜかと言えば、今は下水道インフラもかなり整い浄化槽を使わない家庭がかなり増えてきました。その場合上水道料金とほぼ同額を下水道料金として払っています

つまり2倍の水道料金を払っていることになります。ですが外で地面に吸収される水は本来下水道料金は不要です。

私の知り合いでも、家庭菜園に朝晩水道水をくれていて夏場は月に2万円以上の上下水道料金を払っている人がいます。

そこで、有効に利用できるのが雨水タンクです。雨水ですから只です。

私の家でも庭先の植物の水やりはすべて雨水を使い、防災用という観点から二つ雨水タンクを設置しています。

雨水タンクでおススメなのが私が使っているような少しノッポの形状をした雨水タンクです。縦長の場合ヘッド圧が大きいので蛇口の水が勢いよく出てくれるので水やりの作業効率が上がります。

取り付けは簡単。やはりDIYで必要な道具は塩ビを切るのこぎり水道工事用テープ
(バルカンテープ)だけでセットできます。テープは付属している場合もあります。付属していない場合のみホームセンターで購入すればわずかな水漏れが防げます。

洗濯の節水。

洗濯物をたたむ主婦

洗濯の節水では何と言っても風呂の残り湯を使うことです。風呂と洗濯機の距離が4m程度以内であれば家庭用バスポンプを使って簡単に風呂の残り湯を洗濯機に汲むことが出来ます。

風呂の残り湯を使うメリットは、水道の節水ともう一つがまだ、少し温かい残り湯は洗浄性が良くなる
ことです。

あなたは、今ただ風呂の残り湯を捨てていおるとしたらなんだかもったいないと感じたことは無いでしょうか?

また、洗濯用洗剤は「すすぎ1回用」を使うことで1回の溜めすすぎで済ますことができこれだけで約50リッターの水が節水できます。

脱衣室の洗濯機

スーパーの純粋サービス。

スーパーの純粋サービスを活用しましょう。

スーパーによっては、客寄せの目的で逆浸透膜委浄水器を利用した純粋サービスを行っています。

この純粋は水道水の不純物を除去しているため、臭みもなく料理にも最適です。

家庭の上水道は塩素分があるためそのまま飲むのは健康上よくありません。煮沸すればよいのですが
ガス代も無駄です。

特に、小さいお子さんや赤ちゃんがいるご家庭では、子供には安全な水を上げたいものです。

お金さえかければミネラル水を購入できますが、ガソリンより高価なミネラルウォーターは家計を
圧迫します。

まとめ

今回は「家計費の節約は固定費から!水道代を減らすコツ。」というテーマでお送りいたしました。

関連まとめ記事「家計費節約は、まずは固定費を減らすコツのまとめ!」もご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

固定費
チーちゃんをフォローする
家計節約のコツの最新情報を発信するブログ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました