家計費の節約は固定費から!電気代削減のコツ。

エリザベスネコ固定費

家計費の節約は固定費から!今回は光熱費の中の電気代削減のコツです。固定費である光熱費の中でも電気代は日々の生活で節約意識がいちばん結果に出易い費用です。だだし、しっかりコツをつかんでいわゆる節電効果をより高めることで、はじめて家計費節約効果がでます。項目として、待機電力や照明の小まめな操作によるムダ削減や、消費電力の大きい冷蔵庫、エアコンなど節約効果の大きい電気製品の節電について書きます。

電気ヒーター
電気ヒーター

待機電力を減らす。

待機電力は実際どの程度の無駄になっているでしょう。あなたは、イメージ出来るでしょうか?

そもそも待機電力とは家電製品を使っていないときでもコンセントに差し込んだ状態で消費されてしまう無駄な電気です。

待機電力節約の効果。

待機電力を節約することで家計費の節約にどの程度効果があるでしょうか。

電気製品単体では、ほんの微々たるものですが、家庭内全体で考えると節約効果はあります。

待機電力の量としては、(財)省エネルギーセンターの数値データでは、1世帯当たりの家庭の消費
電力が年間4,734kWhです。

そのうち待機電力の割合はおおよそ6%を占め285kWhで年間の電気代に直すと電気料金が
20円kWhとして年間5700円になります。月に475円となります。

ただし、原油価格が高騰した時や、あなたの家庭の電気の契約形態が異なる場合や電力使用量の多い家庭では電気料金がもう少し高めになることもあるので月に500円程度の家計費節約になると考えていいと思います。

待機電力節約のコツ。

テレビとスピーカーセット
テレビとスピーカーセット

家計費を節約するために待機電力を減らすコツについてです。

最も手っ取り早いのが、家庭にある分電盤の主幹ブレーカーを落とすことですが、電気機器によっては
設定がリセットされイニシャル状態になったり、時計が狂ったりと支障がでるでしょう。

そこで、待機電力が比較的大きい電機製品をターゲットに、外出や長時間使わないときにコンセントを
抜く方法が有効です。

ただし、待機電力の節約で効果をだすコツは、電気製品の中でも消費が大きいものにターゲットを絞る
事です。

待機電力の大きいものを挙げるとまずは、リモコンの機能が付いている電気製品です。

リモコン機能付きの電気製品はご存じの様に、エアコン、テレビ、オーディオセット、ビデオデッキ、DVDプレーヤー、照明など。

リモコンは常時受信信号を、受信しているため常時電気を消費しています。

だから、節約効果も大きいわけです。

次に、熱を発するものは、要注意です。何故かというと電気で熱を起こすのは、大変電気を食います。

例えば電気ヒーターやヘアードライヤーを考えれば分かると思いますが、わずかな暖を採るだけですぐに700wくらい平気で消費します。

だだ、電気ヒーターやヘアードライヤーは、待機電力はほぼかかりません。問題なのは温水暖房便座です。

最近の機種は節電モードが付いています。その場合は、節電モードを使うことはもちろんのこと確実なのは、外出時は電源を切ることです。

これは、かなりの効果があります。

次に最も待機電力が消費するのは、ガス温水機器(床暖)です。家庭で床暖設備を備えている家はごく少数だとは思われますが、設備がある家は電源を切ることをお勧めします。

待機電力を小まめに切るコツとして電源タップ(スイッチ付き集合コンセント)を使うことです。その中でもおすすめなのが表示ランプ付きのものです。

表示灯つき電源タップ(集合コンセント)は切り忘れ効果が視覚的にわかるメリットがあります。

一見表示灯が無駄になると思われるかもしれませんが、コンセントに付いている表示灯は、ほとんど電気を食いません。

一昔前はネオン管を使用し、今はLEDなので、実質電気は食いません。

電源タップをテレビ、オーディオセット、などの電源のもとに使い一括で電源入り切りができるようにすれば、手間なく待機電力の消費が抑えられます。

ただし注意したいのがたこ足配線になることです。

たこ足配線は危険なのでやめましょうと一般的に言われますが、実際危険なのはたこ足配線自体が危険なのではなく、たこ足配線で、その回路の電力容量が増してしまうことです。

つないだ集合コンセントの消費電力がトータルで1500wを超えると配線危機が容量のキャパシティーを超えてしまい最悪は火災の原因にもなります。

そこで、スイッチ付き集合コンセントにも簡易ブレーカー(保護装置)付きのものがありますし、あなた自身で計算して、つないだ電気機器の定格の合計が1500wを超えないことを確かめることです。

というのは家庭用の配線は一つの回線に付き1500wまでは耐えるようにされているためそれを無理にコンセントをたくさん分けて1500wを超えてしまうと配線スペックを超えてしまうわけです。

そんな計算がめんどうくさいと思われる場合は、保護装置付きの集合コンセントがおすすめです。

そして、最後にインターネットのWi-Fiの電源です。

インターネットは、昼間不在の時は一切使いませんが、Wi-Fi機器は稼働しています。外出時は電源を切っておくことが無駄な電力消費を抑えるのに当然有効です。

最後に、タイマーの活用について書きます。先ほどまで述べたトイレの温水便座やインターネットのWi-Fiをいちいち外出時に切るのが煩わしいと思われる場合家庭用タイマーの活用が有効です。少し高機能だとカレンダータイマー機能付きもあります。

普段、例えば日中家族全員が外出する時間のパターンが分かっているときは、あらかじめタイマーである一定時間自動で切ってまた時間が来たら自動で入れる機能がある電源タイマーです。安価なものであれば1000円程度で購入でき比較的故障も少なく便利です。

エアコンと照明
エアコンと照明

消費電力の大きい家電機器の節電。

ドライヤー、掃除機、エアコンなどは定格の消費電力が大きいため使用頻度、使用時間を減らすことで
大きな節電効果があります。そして、比較的節電効果の高い洗濯機、電気ポット炊飯器、冷蔵庫について節電のコツをお伝えします。

ドライヤーの節電。

ドライヤーで髪を乾かす女性
ドライヤーで髪を乾かす女性

ドライヤーは、熱を発生する電気機器なので節電効果はかなりあります。

なので極力使用を短時間で済ます工夫が有効です。

髪を短くしたり、ドライヤーを洗髪後使用しないことも思いつきますが、髪のスタイルは大事なこと
ですし、洗髪後髪を乾かさないのも頭皮には悪いと言われています。

そこで、まずは洗髪後は、タオルで髪の毛を十分拭いてなるべく水分を吸収させてからドライヤーを
使用するのが有効です。

タオルも、吸水性の良いタオルならより効果が高いでしょう。

そして、髪が熱で痛む原因にもなるので必要以上にかけ過ぎないのもポイントです。

掃除機の節電。

掃除機
掃除機

ドライヤーと違い掃除機は熱を発生させるわけではないですが、モーターを回すためドライヤー同様に
大電力を消費します。

家計節約のための掃除機使用時のコツも大切です。

まず、気を配りたいのが掃除機内にゴミがたまっていたり、フィルターの掃除が不十分だったりするとだと余計に電気を消費してしまいます。

吸引した空気がスムーズに排出できないためです。なのでサインがでるより早めにゴミを捨てることが有効です。

そして、掃除機の使用回数を抑えられるのがペーパーモップとの併用です。もともと、ペーパーモップは室内の細かなホコリを拡散せずに取ることができる優れものです。

リビングが広い家では広幅の業務用が向いています。

また、掃除機を新規購入する場合の吸引モードが調節できるタイプのほうが省エネに向いています。

掃除する場所がフローリング、畳、カーペットによって吸引の強弱を変えることができるからです。

エアコンの節電。

新型省エネエアコン
新型省エネエアコン

エアコンは、消費電力も大きく運転時間も長いので家庭内では最も電気を消費しがちです。

まずは、エアコンのコンディションを最適に保つことです。室外機の放熱ファンの前に物を置いたり
するのは厳禁です。そして直射日光が当たる場合はDIYでお金をかけずに覆いやひさしを付けるのも節電効果があります。

そして、室内機は使用頻度が多い時期は月に1回はフィルターの掃除をします。室内機の前面カバー
を開けば簡単にフィルターの掃除が可能です。

そして、使用時間を減らす工夫としては、夏場の冷房運転は、扇風機との併用です。というのも
扇風機は消費電力がかなり低い優れものです。

また、冬場の暖房運転が冷房以上に電力をくうため、ヒーターとの併用がかなり節電に有効です。

そして、夏場、常に人がいるリビングが日が入ってしまう場合はつるものの植栽で「グリーンカーテン」をすることで、直射日光を避けたり、窓を開けたりできエアコンの運転時間をセーブできます。

洗濯機の節電。

洗濯機は、まとめ洗いが省エネのコツです。そして、野良仕事でもしない限りはスピードモード
十分で衣類も傷みません。

そして汚れのひどい洗濯物は高濃度洗剤に浸してから洗うことで汚れ落ちも抜群です。

ドラム式洗濯機の乾燥機能は、急な時以外は使用しないほうが良いと思います。

洗濯物を干すスペースは広めに確保できれば強制乾燥しなくてもやりくりが楽です。

可能であればDIYで工夫しましょう。

 

電気ポットの節電。

電気ポット
電気ポット

電気ポットは、保温式のものがありますが、元来ポット自体の保温効果が低い製品がほとんどでその分
保温の電気代を大量に使います。

お湯を使う時だけ沸かすというスタイルをお勧めします。ティファールの電気ポットが使い勝手が
大変よく我が家では愛用しています。

我が家はティファールのパフォーマというタイプを長年使っていますがコスパも良く使い勝手が
最高です。注ぎ口がドリップコーヒーを入れるときも使いやすく湯沸かし時間は最短です。

炊飯器の節電

炊飯器
炊飯器

炊飯器の場合当たり前に保温機能が付いていますが、原則として保温機能は使用せずに冷めたご飯は
レンジで温めて食べることをお勧めします。

保温はかなり電力を消費します。例えば残りご飯1,5合を5時間保温した場合、それだけで電気代が
16円ほどかかります。毎日の積み重ねになれば大きな固定費になってしまいます。

残ってしまったご飯は冷凍保存すれば急な時に便利です。

また、茶碗一杯ほどの不足であれば、パックご飯は意外と味もおいしく普段から買い置きしておけば
少量のご飯を炊飯しなくて済みます。

冷蔵庫の節電

冷蔵庫は常時稼働しています。設定、使い方で大きく電気代が変わります。

まず、節約したいのであれば冷蔵庫の温度設定は迷わず「弱」です。中の冷蔵物の持ちが悪くなる
デメリットを心配するかたもいるかもしれませんが、「弱」の設定を前提に個々の食材がどれ位保存できるかを意識すれば良いことです。

そして、日ごろからあまり残り物を出さず、冷蔵庫内はスッキリしておいたほうが節電には良いことです。

というのは、冷蔵庫内は冷気の流れ道を十分確保することで冷却効率を上げることが出来ます。節電のためにも冷蔵庫の中は、スッキリさせていつも整理整頓を心がけましょう。

また、冷蔵庫の周囲は放熱させる必要があるのでものを置かないことが重要です。同じ理由で壁に背面、側面をくっつけるのもいけません。冷蔵庫は、ボディー自体が放熱板になっていることを意識してください。

冷蔵庫の上にものを置くのもできるだけ避けましょう。また、窓際の直射日光が当たるような場所やヒーターを傍に置くのも避けましょう。

そして何より開閉頻度・開閉時間を極力減らすことです。庫内の整理整頓も開閉時間を減らすのに効果的です。

アイロンの節電

アイロンは、熱を発生する家電のため電気を食います。

それでなるべく短時間でアイロンがけが済むように工夫します。例えばあえてアイロンをかけなくて済むものは、かけないで済ませます。

そして、洗濯ものを干すときに、しっかりしわを伸ばすのもコツです。ワイシャツは形状記憶性のシャツを選びましょう。

アイロン

ハンカチは、窓に貼り付け自然乾燥もできます。

そして薄手の化繊は最後の余熱で済ませます。

また、アイロン台にアルミホイルをかけると熱を逃がし温くなりアイロン本体と両面で熱が伝わる
ため電気の節約効果が出ます。

家計節約の計算をする主婦
家計節約の計算をする主婦

LED照明。

LED照明のコスパが最強です。数年前までは価格が高く、半永久のはずの寿命も故障が多発したりデメリットが多かったLED照明ですが最近は値段もさがり、故障も少なく半永久的に使えそうで今やLED照明に切り替えない理由が見つからない感じです。

節電効果もかなりあります。

もともと家庭の消費電力の16,1%を占めるのが照明です。家の中の電球をすべてLED照明に変えることで、大きな節電効果が見込めます。

LED,蛍光灯、白熱電球の比較表

 価格消費電力寿命


電気代
(21円/kwh)

LED電球(白熱60W相当)約1500円7W40000時間147円
(1000時間)
蛍光灯(白熱60W相当)約700円13W10000時間273円
(1000時間)
白熱灯(60W)

約130円60W1000時間1,260円
(1000時間)

省エネ家電の買い替え。

最近の電気メーカー各社は省エネ家電を売りにして、買い替えや、高スペック電気製品を
勧めてきています。

確かに、地球環境とか少し広い見地で見た場合おすすめです。

ですが、価格もかなり効果で、購入時のイニシャルコストを、使用時のランニングコストで
埋め合わせそれでもプラスが出るかどうかです。

省エネ性能は確かに良くなっていますが、それを買うため分割ローンで支払えば金利も費用に入れなければなりません。

省エネ効果は機種によっては、10年前の4~5割以上良くなっているものもあります。

冷蔵庫、エアコンなどはよい例です。

ただし、例えば一年中使わない場合や設置した部屋の使用頻度が低ければ元は取れない可能性
あります。

電気機器は使用しなくても老朽化はしていきます。

あくまで家計費節約という角度でみて有効かどうか見極める必要があります。

あなたの家の電気代はWhあたり単価はいくらかを把握して使用頻度(使用時間)を掛け合わせる
ことで、損益の分岐点が分かります。

節電の切り札湯たんぽ

電気契約を見直す。

電気契約を見直すことで、電気の購入単価を下げましょう。

方法として一つ目は今の電力会社で料金プランの再検討をすることです。

そして二つ目は電力自由化で新規に参入した会社に乗り換える方法です。

電気契約見直しは以下の別ページにてより詳細に説明しています。

「電気契約見直しで固定費削減!」

まとめ

今回は「家計費の節約は固定費から!電気代削減のコツ。」というテーマでお送りいたしました。

このブログでは家計費の見直しを固定費の電気代を切り口に見なしするコツをお伝えしました。是非
あなたも参考にして節約を楽しんでください。

関連まとめ記事「家計費節約は、まずは固定費を減らすコツのまとめ!」をご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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