家計節約の効果を出す方法の具体策と節約をする最適なメンタルは何かについてです。家計の支出
の考えを消費から投資に替えれば結果として無駄な支出はなくなります。そしてPDCAサイクル
で見直しと家計節約の実践を繰り返します。
家計節約で夢をかなえる。
家計節約は、単なる目的ではなく人生の夢をかなえるための手段であることを強く認識
することが大事です。
たとえ、今の状況がどんなに苦しくても家計のやりくり次第で10年後の暮らしは大きく変わって
きます。
別の記事で老後貧困に陥りやすいのはかえって世帯年収が1000万円近辺の人たちに意外と多い
という現実をご紹介しましたが、それがいい例です。
あなたの世帯の年収が多くても、少なくても浪費している限りは、ざるの財布を所持している
ようなものです。
誰しも人生において夢を持っていると思います。それが例えばマイホームであったり、3人目
の子供だったり好きな仕事で独立開業だったりします。
こうした夢を家族みんなで共有して節約を楽しむ様になれば、しめたものです。
節約と夢をかなえることは一体であるべきです。
お金を消費させる罠。
私たちの周りには、宣伝・広告があふれています。テレビコマーシャル、ネット、新聞の折り込み
チラシ、電車の車内広告ありとあらゆる空間に広告媒体が氾濫しています。
スーパーも目玉商品でひきつけて私たちの購買意欲を掻き立てます。
私はそんな業者の戦略には乗らないと思っていてもたとえ1000円の商品を売るにも、売る側は
人間の心理学を利用したノウハウを使って勧誘してきます。
例えば、ある商品を買おうかどうか迷っていると、ちょうど良いタイミングで、購入後の素敵な
未来(ベネフィット)を思い浮かべるように仕向けられつい買ってしまいます。
また、好きな有名芸能人が勧めていると自然と自分も欲しくなります。
もっと簡単な例ではスーパーの野菜売り場の紺色テープです。スーパーではよく紺色のテープを
野菜に巻きますが実はこれだけで野菜の売れ行きが大きく違います。
本来、消費者はテープの色でなく新鮮かどうか、お値ごろかどうかを見分けて判断している
はずですが実は感覚的イメージで買うかどうかを決めています。
これも売る側の必須戦略です。
心理学で徹底研究された商売屋にはかないません。
ですから、ものを売る側のしくみも日頃意識した方が、売る側にのせられてムダ買いをする
ことがなくなります。
浪費する生活に終止符をうつ。
売る側が人間の心理学を使っているなら私たち消費者もそんなだましのテクニックに
ひっかからない買う側の信念(ポリシー)が必要です。
ほとんの人がお金を使うことに知らないうちに努力を惜しまないで浪費を繰り返しています。
スーパー、100円均一に毎日の様に立ち寄っては見せかけの豊かさを味わっています。
見るだけだからと休日にデパートに行ってはセール品を見つけて衝動買いして得した気分に
なります。
あまりにも細かい支出が多いので家計簿もつけられません。
主婦は家庭を持つようになると自分自身への出費は減りますが「家族にため」という大義名分
の名のもとにスーパーをはしごし、ネットショップのサービスクーポンを無駄にしないように
買うものを探します。
このような消費者マインドは、この辺で終止符を打つ必要があります。
節約上手な生き方とは。
私たちは一般的に家庭内では、サラリーマンであれば、一定の給料を受け取り将来もある程度
見込んだ収入を得られると思いがちですし、消費をするにも、収入に応じてあまり考えずに
買い物をしています。
ですが、世の中にあって永く存続している企業経営者や自営業者は、毎年決算があり、1年間の
利益や損失を貸借対照表をつかって明確化します。
企業の貸借対照表は家庭で言えば家計簿です。家計簿をつけて収支を明確化することです。
優れた企業の経営者や自営業者は、会社の資金を支出するときは、投資効果を意識します。
そのお金が投資でお金を生み出す効果があるかどうかを考えます。
逆に、たとえ儲かっていても無駄な支出はしません。例えば、従業員がA4のコピーを
10枚以上コピーするのを見かけたら、A4を2枚同時においてA3判で2枚分コピー
して半分にします。
たった1枚3円のコピー代でさえ生産性のない支出は浪費と考えるからです。
そして、今年売り上げて生まれた利益は将来かならず生み出せる保障はないと考えます。
家計の節約を上手に行い、人生の夢を叶えたりお金に振り回されないようにするため
の節約上手な生き方をするには、身近にある会社や自営業者の経営者の考えを参考に
して家計を切り盛りすれば節約の効果は出せます。
放漫経営をしていない堅実な企業が何十年も存続できているように結果は必ず付いて
くるわけです。
ですから、家庭でも収入、支出をしっかり把握するには家計簿をつけることが一番効果
的です。収入、支出そして貯金のバランスをチェックして家族の将来を考えた長期的な
視野で計画をたてそれに合わせた貯金をしていくことです。
企業で例えるならば経営目標と経営戦略です。
少し、厳しい考え方と感じたかもしれませんが、先を見るということは企業でなくても
これからの時代では必須なことでなはいでしょうか。
例えば、だいぶ昔の話ですが1980年ころまだバブル経済がはじける前の話です。
このころは当たり前に住宅ローンを組む場合、ローンを月払いとボーナス併用払いが当然の
様に行われました。銀行も住宅会社の営業も積極的に進めました。
私の知人などが家を建てる場合には、ボーナス払いをなるべく抑えるように
アドバイスもしました。
結果どうでしょうか。その後バブル崩壊、リーマンショックなどがあり、ボーナスが当たり前に
らえた時代はおわりました。
そして住宅ローンのボーナス払いのウエイトが大きい人たちは、じり貧になり、中には家を
競売で手放さなければならないひとが続出しました。
この出来事は、日頃から家計を健全にし節約して将来に備えなければならないかを教えてくれた
教訓になりました。
今、新型コロナが流行しています。もはや家庭でも企業経営と同様の厳しさで夫婦が協力して
備えなければならない時代になりました。
これからはボーナスはおろか、給料や雇用さえ不確実な社会が待っているかもしれません。
ですから、あなたも企業の経営者になったつもりで、節約上手な生き方をするべき
ではないでしょうか。
家計節約の実効性はPDCAサイクル。
企業の経営者が使う手法でPDCAサイクルがあります。これは、世の中で良く知られた手法でも
あり計画の実効性を出すには有効な手段です。
PDCAサイクルのpはプラン(計画)です。いつまでにいくら貯めるかの目標をたて、それを
受けて、年間計画、月間計画まで細分化します。
Dはドゥ(実行)は日々の節約で月ごとの収支をしっかり合わせることです。
Cはチェック(評価)です。月間計画、年間計画が予定通り行っているかどうかです。
Aはアクション(改善)です。固定費の再度見直しや無駄な出費はなかったかどうかを検証し
具体的改善を行い毎日の節約の改善行動を決めていきます。
一見面倒と思われるかもしれませんが、何事もここまでやらなければ、顕著な節約効果は
到底見込めません。
貯金して節約することも同じです。行き当たりばったりでは、節約している気持ちだけある
だけで、確かな結果は見込めないでしょう。
まとめ
今回は「家計節約の効果を出す方法と最適メンタル!」というテーマでお送りしました。
家計節約の効果を顕著に出せる方法を紹介しました。模範とあるのが企業経営です。
企業経営のノウハウは、家計のやりくりでも大変参考になります。
結果の出る節約を行い目標達成を実現させる方法を紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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