家計の節約をするとき、固定費の割合が高い場合のリスクは何かを紹介し適正な固定費の
割合について紹介します。固定費の簡単な計算方法。そして適正割合を超えた場合
の減らすコツがわかります。
固定費の割合が大きい時のリスクは何。
固定費の割合が大きい場合のリスクは何かというとズバリ「家計の赤字」化の危険性が
潜んでいることです。
固定費は毎月決まって支出される項目です。この固定費が毎月重くのしかかている
状態が常態化してしまっているわけです。
逆に言うと家計が赤字の場合、例えば生命保険料のように毎月決まって確実に差し引かれる
固定費の割合が大きすぎる可能性があります。
その場合生活費や光熱費などの流動的な項目を小手先の方法で赤字を解消するのは困難で
抜本的な見直しが必須です。
生命保険以外にも貯蓄に関する固定費が大きすぎる場合もあります。
家計の固定費の割合の簡単なチェック方法。
毎月の赤字理由をしっかり分析することから始めましょう。
家計簿をつけている場合は、家計簿の支出を合計し、その中で固定費つまり決まって毎月出て
いく分を分けて全体の支出の中で固定費の割合を計算します。
このとき、強制的な貯金、貯金要素の強い個人年金も固定費に含めて計算します。
家計簿をつけていない方は次に紹介する方法で簡単に固定費の割合が計算できます。
①銀行からの引き落とし分をまとめます。内訳は住宅ローン、光熱費、通信費、クレジットカード
利用料、生命保険料などです。
②財布からの現金支出を確認します。口座から1か月間におろして、財布から出した金額です。
③貯金の金額。社内預金の天引きや積み立ての定期預金などです。
この三つの項目のそれぞれの内訳をリストにして、固定費(決まって出ていく項目)を選び出し
①②③の合計との割合を計算します。
そしてあなたの家庭の固定費の割合が固定費の適正割合と言われる50%を超えているかどうかを
確認します。
固定費の適正割合50%を超えている場合は、赤字の原因の大きな要因と考えてよさそうです。
固定費が50%を超えている部分の削減のため家族会議を開いて固定費の抜本的な見直しに
着手しましょう。
固定費を減らすコツ
固定費を減らそうと思ったとき、我が家には無駄な出費はない、もう削るとこなんてないと考えるでしょうがちょっと待ってください。
案外今まで他人任せで支出を決めた部分で無駄がありがちなものです。
他人任せで支出を決めた部分というには具体的には、生命保険に入った時、住宅ローンを
組んだ時、金融商品を買った時です。
営業マンは、あなたのことだけを考えて営業をするわけではありません。営業ノルマ、会社の
方針などのしがらみがあります。
最終的にはあなた自身が情報を収集して決めた結果があなたにとって一番適格です。
例えば生命保険の加入時はセールスレディーが勧誘しプランを持ってきます。
傾向として死亡保険金額を高めに設定したプランを提示してくる傾向があります。
やはり保険会社としては掛け捨ての要素が強い部分は儲かるので進めようとします。
ですが、結果として、長年無駄な掛け捨て出費として家計を圧迫します。
固定費を見直すとき、例えば生命保険の見直しでご主人の死亡保険の金額を考えたとき
実際にいくらあれば万が一の時に乗り切れるかを考え適切な保険金額を見直します。
掛け捨て保険は何もなかったときはすべて無駄に捨てなければならない費用です。必要最低
でこそ無駄はなくせます。
ボーナスは貯蓄にまわす。
毎月の家計が赤字になるとその分はボーナスで埋め合わせがちです。
例えば、月々の赤字が3万円連続で3か月続くと9万円になります。それをボーナスで
補填すると貯金できたはずの9万円が消えてしまうわけです。
そして、結局赤字が常態化すると「家計で余った分を貯金にまわす」という思考法になって
しまいます。
この思考法に陥ってしまうと貯金のペースは上がらずお金は中々たまりません。
固定費を適正割合に下げることで、家計の月ごとの収支の帳尻をがんばって合わせるときに
あなたの節約マインドが全開になります。
ボーナスは、その時々もらってみなければわかりませんが、極力貯金にまわせるように
頑張りましょう。
まとめ
今回は「家計の節約で固定費の割合が大きいリスクは何!」というテーマでお送りしました。
家計の中で固定費の占める割合が5割を超えると家計が赤字になりやすくなるリスクと
家計に赤字の常態化は、「余った分だけ貯金する」という思考に陥って節約が進まなく
なるという内容でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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